なぜなぜ分析をやってみたけれど、
「5回もなぜを繰り返したのに、結局いつも同じ原因に行き着く」
そんな経験はありませんか?
実は、なぜなぜ分析がうまくいかない原因の多くは、
考え方ではなく「進め方」にあります。
私自身、製造業の現場で形だけのなぜなぜ分析を何度も経験してきましたが、
あるポイントを意識するだけで、原因の深さも、上司からの評価も大きく
変わりました。
この記事では、
なぜなぜ分析を「5回やること」が目的になってしまう人向けに、
本当に原因にたどり着くための進め方を、初心者にも分かる形で解説します。
この記事を読んでわかる事
・なぜなぜ分析の必要性
・なぜなぜ分析のやり方
・なぜなぜ分析のポイント
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なぜなぜ分析がうまくできない理由
どうして「なぜ?」を繰り返すのか?
私たちが目にしている問題の多くが実は「結果」であって「本当の原因」では
ないことが多いからです。
「なぜ?」を何度も繰り返すことで、見えにくい本当の「原因」に
たどり着くことができます。
日常問題の解決手法として有効な施策を考える際に活用でき
源流改善から問題の再発を起こさない体質をつくるのが目的です。
なぜなぜ分析を習慣化にすると問題の本質を見抜く力が身につき
「改善できる人」として職場でも高く評価されるようになります。
さらに、ミスやトラブルを未然に防ぐ力も養われていきます。
なぜなぜ分析の正しいやり方【5つのなぜ】
なぜなぜ分析はどうやって使うのか?
使い方はとても簡単です。
問題に対して「なぜ?」と5回繰り返すだけです。
2つの事例を記載しますので何度か読み返して理解を深めてください。
■まずは日常でよくある身近なケース
問題:年に1回は体調を崩す
なぜ?
→ 毎年冬になると風邪をひいてしまう
なぜ?
→ お酒を飲んでそのまま寝てしまう
なぜ?
→ 飲酒量が多くなってしまう
なぜ?
→ 寒くて飲酒時間が長くなっていた
なぜ?
→ 飲酒以外にする事が無かった
根本原因:寒いので外に出る機会が減ってしまっていた
このように体調を崩す本当の原因をなぜなぜを行うことにより
導くことができます。
■製造業の現場でよくあるケース
問題:製品にキズがあった
なぜ?
→ 検査でキズが見つかったから
なぜ?
→ 組立工程で部品が擦れていた
なぜ?
→ 作業者が正しい工具を使っていなかった
なぜ?
→ 工具がバラバラに保管されていた
なぜ?
→ 工具管理ルールが整備されていなかった
根本原因:工具管理ルールがなかった
表面的な原因を直すだけでは、同じトラブルが繰り返されます。
同じトラブルを繰り返さない為に少し時間はかかりますが、
腰を据えて「なぜなぜ分析」で真の原因を掴み対策を
行った方が結果的に早く解決します。
トヨタでは「なぜを5回繰り返せば、原因にたどり着く」とされています。
ただし、「5回」というのは絶対的な数字ではなく、
「納得できる原因に到達するまで繰り返す」という意味合いなので
4回でもOKです。
原因にたどり着くなぜなぜ分析のコツ
責任追及ではなく「仕組み」の問題を探すことが目的なので
真の原因が「人が悪い」ではなく「なぜそうなったのか?」を考え
体質的な原因にたどり着くように掘り下げましょう。
一人でやるより、チームで意見を出し合うのが効果的です。
なぜなぜ分析を効果的に行うためには、次のポイントを押さえることが大切です。
① シンプルに表現する
② 問題は、できるだけ具体的にする
③ 掘り下げてスタートしても良い
④ 異常と見られる事項を中心に展開
⑤ 分析の狙いを踏まえた「なぜ」の展開
⑥ 「だから」で確認。逆読みで論理のつながりをチェック
⑦ アイマイ表現はさける
⑧ 個人的な話(臨床心理的)には、なぜで踏み込まない
⑨ 人・物・金・システムの悪さや不足に行き着くまでおこなう
⑩ 必ず事実を記入すること
まとめ
なぜなぜ分析は品質不良や業務ミスの原因調査をはじめ、マニュアル作成や
業務改善、サービスクレームの対応など、さまざまな場面で活用されている
日常のトラブル解決に欠かせない手法です。
この手法では発生したトラブルやミスに対して「なぜ?」を繰り返すことで
表面的な原因ではなく真の原因(根本原因)を見つけ出すことができます。
「なぜ?」を何度も問いかけ深堀していくことで問題の本質に
たどり着けるようになぜなぜ分析を習慣化にすると問題の本質を見抜く力が
身につき職場でも高く評価されるようになります。
めんどくさがらず積極的に使いましょう。
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