仕事スキル

問題と課題の違いをわかりやすく解説|ビジネスで使える具体例付き

「それは課題じゃなくて問題だよ」
仕事でこう言われて困ったことありませんか?

 

実は私も、最初はこの違いが分からず
上司に何度も指摘されました。

 

実はこの違いを正しく理解していないと、仕事でも勉強でも
「的外れな努力」になってしまいます。

 

この記事では、
・実際に間違えた例
・現場での使い分け
をベースに、シンプルに解説します。

→ 問題とは何か詳しく知りたいひとは

また、『目的と目標の違い』が曖昧な方は、先にこちらを理解すると
よりスムーズです。

→ 目的と目標の違いを詳しく知りたいかたは

 

 

この記事を読んでわかること

 ・問題と課題の違い

 ・問題と課題を間違えると対策も間違う

問題と課題の違い【結論】

問題とは「理想と現実のギャップ」
課題とは「そのギャップを埋めるための具体的な行動」です。

項目 問題 課題
意味 理想と現実のギャップ ギャップを埋めるための行動
状態 起きている現象 解決策
売上が低い 新規顧客を増やす
性質 抽象的 具体的

問題と課題を整理したあとは、“どう行動するか(戦略・戦術)”が
重要になります。

→ 戦略と戦術の違いを詳しく知りたいかたは

製造業の例

例:ある製品の不良率が5%です。
  目標は不良率0%です。

この場合は、
 問題:不良率が5%と高い
 課題:不良原因を特定し不良率0%に改善する
となります。

もう少しわかりやすく身近な事例で説明します。

問題と課題の違いを一発で理解できる具体例

問題とは「理想と現実のギャップ」
課題とは「そのギャップを埋めるための具体的な行動」です。

 

問題とは、解決しなければならない事柄や障害、困難な状況の事を言います。
又、「現在発生している問題点」や「解決すべき事柄」を指します。

 

ありたい姿(目標)と現状のの事も問題と言います。

 

例えば、
 ・売上を伸ばしたい(理想)

 ・でも実際は売上が下がっている(現実)

この“差”が問題です。

 

例題

 現在の体重が90キロとします。

 ありたい姿(目標)は50キロとします。

 ありたい姿より40キロ体重が重たい事が問題になります。

 

もう一つの事例は、

 現在の英語のテストの点数は70点とします。

 ありたい姿(目標)は90点とします。

 この時の問題は、英語のテストの点数が20点足りない事です。

 

このように現状とありたい姿(目標)との差が問題とになりますので
報告資料を作る際や質問されたときでも、まず、現状とありたい姿を
見つけてその差を問題とし回答してください。

 

又、「差」の事をギャップとも言いますので覚えておくと
良いと思います。

 

問題とは「ネガティブな現状や事柄」など悪い状態を表すので、

 「○○○の不足」

 「○○○されていない」

 「○○○の未達」

など否定表現になる事を覚えておいてください。

ちなみに問題には3種類あります。

 1.発生型問題:すでに起きている問題
        ⇒管理基準から外れている状態

 2.探索型問題:今より良くしたいという問題
        ⇒管理基準は満たしているがもっと水準をあげたい

 3.設定型問題:この先どうするかという問題
        ⇒将来の経営方針とのギャップの改革

→ 問題とは何かを詳しく知りたいからは

課題とは?【やるべきアクション】

課題とは達成すべき目標や解決すべきテーマ、又は、改善の
改善の対象となる事柄を言います。
「解決や改善を求められる事象」で、問題よりも未来志向的な要素が強い。

 

問題を解決するためにやる事が課題です。

 

先ほどの例でいうと、
 ・問題:売上が下がっている
 ・課題:新規顧客を増やす/広告を改善する

 

例題
 問題は「40キロ体重が重たい」ことにします。

 その課題は体重を40キロ減らす事が課題になります。

 

問題と課題がごちゃごちゃになっている方が結構いますので迷った時は
この記事を読み返してください。

 

問題の表現は否定的でしたが課題については、

  「○○○の構築」

  「○○○の仕組化」

  「○○○の向上」

  「〇〇〇の削減」

など前向きな表現となる事を覚えておいてください。

 

もう一度おさらいをしておきます。

 ・問題とは、ありたい姿(目標)と現状の「差」の事を言います。
 ・問題を解決するためにやる事が課題です。

 

ここまでの内容をシンプルにまとめるとこうなります。

 問題:売上が減っている
 ↓
 原因:集客が足りない
 ↓
 課題:SNS運用を強化する/広告を出す

この流れで考えられるようになると、仕事の精度が一気に上がります。

 

*よくある間違い

❌ 売上を上げるのが問題
⭕ 売上が下がっているのが問題

→こういう“ズレ指摘”はかなり強い

※真の原因深掘りする手法としてなぜなぜ分析がよく使われます。
→ なぜなぜ分析を実務レベルで解説した記事はこちら

間違えるとどうなる?【ここが重要】

問題と課題を混同すると、かなり危険です。

 

たとえば・・・
本当は「集客不足」が問題なのに
いきなり「値下げ」をしてしまう

 

するとどうなるか?

 

利益が減るだけで、根本解決になりません。
実は、多くの人がこのミスを無意識にやっています。

 

なぜ混同してしまうのか?

 

理由はシンプルで、「考えるステップ」を飛ばしてしまうからです。

 ・問題を見つける
 ・原因を考える
 ・課題を設定する

この順番を守るだけで、思考の質は大きく変わります。

まとめ

問題:問題現状とのありたい姿(目標)との「差」(ギャップ)
課題:問題を解決するためにやること

 

これさえ理解していれば現在うまくいかない事や報告資料作成等に
必ず役立ちます。
無駄な努力を減らすことができるので是非、今日から実践で使ってみて下さい。

問題と課題を正しく理解すると、「お金の使い方」や
「投資判断」にも役立ちます。
初心者向けにわかりやすくまとめた記事はこちらです。
→ IPO投資の始め方を解説


課題がわかったその次は「対策」

課題が明確になればあとは「対策」を検討し実行するだけです。

 

対策とは、課題を克服するための具体的な行動内容のことです。

 

例えば、

 課題が体重を40キロ減らすであれば40キロ減らすために
 何をすればいいかを考えればいいだけです。

 

対策は、毎日運動をするご飯はおかわりしないetcになります。
どうですか?

 

とても分かりやすい例題と思いますのでこの例題を参考に皆さんの
仕事に置き換えていただければ簡単に「問題」⇒「課題」⇒「対策」
明確になります。

 

私は仕事上、問題を見つけそれを解決する仕事が多いので
問題と課題を間違うと大変なことになります。


ですが、これを理解できていれば間違った仕事の進め方にならず、
なおかつ仕事のスピードが上がりますので覚えていただき実践して
いただけると嬉しいです。

※仕事のスピードを上げる手法としてCap Doがよく使われます。
→ Cap Doを詳しく知りたい方は

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KING

上場企業に30年間勤務し、海外駐在も経験してきました。 現在は3人の子どもを育てる53歳の会社員です。 本ブログでは、会社員としての実体験をもとに、 仕事の進め方や考え方、海外での生活・旅行先の情報を発信しています。 日々の仕事に悩む方や、海外に興味を持つ方の ヒントになる情報をお届けできれば幸いです。

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